ギターを弾くと指が痛い人は危険!左手が楽に弾ける2

前回のギターを弾くと指が痛い人は危険!左手が楽に弾ける1では

指の動くメカニズムをご説明しました。

正しく使っていれば痛くなったりしない

原因は自分で余分な力を入れてしまったから。

今回はその無駄な力を抜くためのワークを1つご紹介いたします。

無駄な力が入らないと

速く弾けます。

楽に弾けます。

良い響きになります!

指先はどこ?

弦を押さえるとき心の中でしっかり押さえると思いますね。

そうすると前もって腕全体に力を入れてしまうものです。

そんな時どうしたら良いでしょう。

弦を押すのは指先で弦をとらえて指板方向に押し下げます。

フレット棒に押しつけたらおしまい。

板まで押し付けようとしてはいけません。

その分が無駄になります。

ではその押す指先はどこでしょう?

どこでもいい、とりあえず押さえられれば

と思っていませんか?

どこで弦を押してもいいのですがテキトーはやめましょう。

押さえの種類によって適切なところで押さえるのがおすすめです。

上級になると意図的にいろいろな場所で押さえますが、まずはスタンダードに黒い点の指先で押してみます。

爪の5mmのセンターつまり指の骨の先あたりで。

そこで弦をそっとタッチしてみます。

指先が弦に触った感覚を味わってください。

次に、もう一度見ないで指先の同じ場所で触ってみましょう

同じところで触れましたか?

これを何回か繰り返し指先はここだ、と記憶しましょう。

今までの習慣を捨てる

今までは指をしっかり曲げる、とかギュッと握る、など

考えて指を動かしていませんか?

例えば5弦の2フレットを中指で押さえようと思ったらまず、自分の中指の先を想いうかべ ましょう。

次に5弦の2フレットを中指でそっとさわり ます。

その時左腕には力が入っていなか ったでしょう。

そうです!

指を動かすのに腕の力を入れなくても動く のです。

その柔らかい腕の感覚をおぼえておきましょう。

弦を押さえるという動きは指を曲げて力で押し付けるということではありません。

指先を弦の方向に進めて触るその後にさらに下に押し下げているのです。

ポコポコ練習

ではその柔らかい腕の状態で基礎練習をしてみます。

音階練習でも半音階練習でもいいです。

ただし、左指は弦を押してはいけません。

弦の表面に軽く触れるだけです。

右手は普通に弾きましょう。

弦に触っているだけですからちゃんとした音は出ません。

ポコポコという音だけでます。

この時、左指や腕には力を入れていませんね。

それでも指は動いていますね?

つまり腕や指に自分から前もって力を入れるのは無駄なのです。

この練習をしていると時々うっかりしてちゃんとした音が出てしまうことがありませんか?

ポコポコ音しかでない状態から指先があと1~2mmくらいフレット棒の方に先に進んだだけでちゃんとした音が出てしまったのです。

そのときに腕にさらに力を入れたりしなかったですね。

つまり、たくさん力をいれなくてもちゃんと押さえられちゃんと音がでるのです。

腕を支える

その他に力が入っている理由は左腕がだらりと下に垂れ下がって落ちてしまいそうな気がして指でネックを握りしめている場合があります。

特に左親指でネックにしがみついている例が多いです。

腕は腕で支えなければいけません。

指は繊細に素早く動かないとこまりますね。

そのために腕をしっかり支える必要があります。

そうすれば指は軽やかに動きます。

その腕を支えているのは上腕と上半身の筋肉です。

ボディービルダーの人が胸をムキムキにするためには重いバーベルを上げたりして腕を使って鍛えていませんか?

つまり腕を動かす筋肉は上半身の筋肉ということですね。

それらの筋肉の働きが良くなれば腕が支えられ

指を細かく繊細に動かしやすくなります。

ポジション移動も素早く正確にできるようになります。

指をうまく使おうと思ったときは指のことだけに注目せずに身体がうまく支えられているか体全体がバランスよく座っているかがとても重要なのです。

まとめ

指が痛くなったら、そのまま練習を続けないで原因を考えてみましょう。

多くの場合は不要な力の入れすぎです。

でも、力を抜くということは難しいですね。

そのためにはより正確に繊細に指を使うトレーニングをすることをお勧めします。

このブログではそのトレーニング法の一つ、ポコポコ練習をお伝えしてみました。

また、指だけにとらわれず腕や身体全体の働きにも目を向けることが大切です。

他にもいろいろな練習方法がありますので、またお伝えしていきますね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

ギターを弾くと指が痛い人は危険!その1、もお読みいただけるとさらにわかりやすくなります。

ギターを弾くと指が痛い人は危険!左手が楽に弾ける その1

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