ギター初心者にこそ、おすすめする新しい練習方法、ボディーマッピング
- ギター、ピアノ、ヴァイオリン、練習しているけれど思ったように上達しない。
- 何度も繰り返し練習しているのに同じところをまちがえてしまう。
- 先生に何回も同じ注意をされているけれどなおせないクセがある。
そんな時はボディーマッピング!
きっと初めて聞く言葉だと思います。
ボディー=身体、マップ=地図
があなたの脳の中にあります。
そこには自分の身体についての情報がたくさん記憶されています。
その場所をボディーマップとよんでいます。
これを利用した新しい練習方法をお伝えします。
目次
ボディーマップとは
単純な繰り返し練習は危ない
ボディマッピングのススメ
これからの科学的な練習法
まとめ
ボディーマップとは
たとえば
身体の大きさ、構造
どうやったら動くのかといった機能
それらを脳が記憶していて、それをボディマップと呼びます。
これらの情報は、日々、見たり、身体を使って動かすことによって新しい情報を脳に記憶させ続けています。
ところが、時々間違った情報も記憶してしまうのが人間のサガなのです。
その間違った情報をミスマップと言います。
それでは、あなたがミスマップしていないかテストしてみましょう。
ご自分の右頬の「ある場所」を思い浮かべてください。
そこを鏡で見たりしないで、左手人差し指で触ってみてください。
いかがでしたか?
思い浮かべた所ぴったりに触れましたか?
「あれ?ちょっとずれたかも」
それがミスマップです。
つまり、自分が思っている(ボディーマップの中の情報)頬の位置が現実とずれていた。
または、自分の左手人差し指の長さや動き方がずれている状態、という事なのです。
単純な繰り返し練習は危ない
さて、もしあなたの指のボディーマップがまちがっていたらどうなるでしょう。
あなたがギタリストやヴァイオリニストだったら弦を押さえようと思っても、人差し指先を適切な位置に置く事が出来ない、という事ですね。
「いやいや、大丈夫、問題なく押さえているよ」
という声が聞こえそうですが、それは膨大な繰り返し練習のおかげですね。
もし、ボディーマップが正確で、適切な場所へ動かせる能力が高ければ、数回の練習で確実に押さえることができるようになるはずです。
まちがったボディーマップで練習していると何回練習しているとできるようになるまで膨大な繰り返し練習が必要になります。
そのまま繰り返し練習を続けるとかえって間違った動作を覚えてしまいます。
つまり練習すればするほどヘタになる!
恐ろしいことですね〜
これが、何回練習しても間違えてしまう、上達しない、というメカニズムです。
ボディーマッピング のススメ
では、どうやってボディーマップを正確にするのか?
コンピュータである事項を検索する作業を考えてみてください。
検索して読み込んだ情報はコンピュータの中に記憶されていて通常では消すことはできませんね。
例えばお水を買おうと通販サイトを検索したとします。
あるサイトで買いました。
実は他より値段が高いサイトだったようです。
もう一回お水を買おうと思い、同じように検索すると、また同じショップが出てきます。
高くてもつい、そのサイトでまた買ってしまいます。
何度も同じ検索をすると必ず一番上に出てくるからです。
そしてそれが適切なショップでなくても習慣的にそこから買ってしまいます。
お友達からお得なショップを教えてもらっても、一回見ただけでは上位に提示されません。
そのお得なショップを使って何度もお買い物をしてみたら、次もこのショップが一番上位にでてきてこのショップで買い物をするようになります。
たとえばギターの練習では、セーハがうまく押さえられないとき、どうしますか?
おそらく、音がでるようになるまで何回も力任せに押しつけてしまいますね?
その前に、人差し指のどの関節を曲げるか正しくわかっていますか?
手のひら側からみるとシワのあるところが関節の位置かと思ってしまいますが、実は関節の位置は違いますね。
-
- 骨格図をみたり、ご自分の指を触って関節の位置を確認する。
- 曲げようとおもっている関節を再確認して曲げてみる。
- 指が思ったようにまがって適切なセーハの押さえができるようになる。
そうやって意図的に適切な正しい情報を選んで行動し、正しい身体の使い方に直していくことをコナブルのボディーマッピング®といいます。
音楽家のためにこのコナブルのボディーマッピング®の方法を取り入れたプログラムが「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」です。
日本でも私が主宰しているミュージックボディーラボやアンドヴァーエデェケーターズ日本http://www.bodymap-jp.org/が開講していますので是非、一度受講してみてくださいね。
これからの科学的な練習法
まずは、身体についてのあらゆる情報を得ましょう。
今は身体についての情報が簡単に手に入る時代になりました。
本やインターネットで解剖学的なことを学ぶのもいいですね。
骸骨などの骨格モデル(正確なモデルであることが大切)を見たり、実際にご自分の身体を触ったり見たりして観察してみましょう。
オススメは音楽練習のために開発された「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」セミナーで情報を得るのが音楽家にとっては効率が良い方法です。
その情報の中でご自分の思い違いをしている箇所がたくさん見つかります。
例えば、先ほどの左手人差し指の例でも
- 手の骨格を見直してみる。
- 指先を動かしている筋肉の場所を確認する。
- 手指を運んでいる腕の身体との関節の位置。
- 指先の皮膚感覚。
それらのたくさんの正しい方の情報を頭にいれて、バランス良く座って楽器の演奏をしてみてください。
いつもより楽に指が動いたり、良い音に変わったりします。
その時、初めてミスマップが正しい情報(ボディーマップ)に置き換えることができます。
この方法をコナブルのボディーマッピング®と呼びます。
ボディーマッピングを取り入れると、無駄な練習をへらすことができます。
今まで何度も繰り返し練習しなければいけなかったことが数回でできるようになります。
身体に負担をかけずに上達できます。
特に初心者のうちからこの練習方法を取り入れていただけると無駄なく上達できます。
まとめ
いかがでしたか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
ボディーマッピング という言葉は初めて聞いた方がほとんどでしょう。
単に繰り返し練習するよりも、脳にアクセスして効率の良い練習をする。
そうすると短期間に、身体に負担をかけずに上達できます。
コツをつかめば誰にでも、どこでも、どんな楽器にも試すことができそうですね?
できないからと、何回も繰り返し練習をするだけでなく、新しい練習方法を試してみませんか?
ご興味が湧いた方は下記のセミナーものぞいてみてください。
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